mysticdiary

エンターティメントとは何か?

8月に入って、日本の芸能界では、
ドラッグ(覚醒剤・大麻)絡みの大きな事件が相次いで摘発され、
連日、報道されている。

芸能界とドラッグの問題は、今に始まったことではなく、
また、規制や罪状の差はあれど、日本だけの問題ではないだろうとも思う。

日本から、欧米の映画やTVドラマを見ていると、「反ドラッグ」のモノも当然あるけれど、
一方で、非常に気軽に楽しむもの、ファッション性に溢れた描き方をされているものもある。
それは、ドラッグが、良くも悪くも、人々の日常生活に”定着”しているものだと感じさせる。

だから、中には、「覚醒剤をやったぐらいで、何故、これほど騒がれるのか?」と、
疑問の声もあるようだ。



一連の事件は、私に、「エンターティメント」とは何か?とゆうことを考えさせた。

身近なエンターティメントと言えば、やはり音楽。
続いて、テレビ、映画、文学、ミュージカルやオペラなどなど。
広い意味では、「芸能・芸術を司る。」とゆう意味でも用いられる。

エンターティメント(芸能)の起源は古い。

西洋に於いては、古代ギリシャの演劇が、その起源とされ、
日本では、大和朝廷の時代、祭りの歌舞、”神楽(かぐら)”が、起源とされているらしいが、
私的には多分、人間が文明を持つのと同時に、様々な形のエンターティメントが、
発生したのではないか?と考えている。

それは時に、太鼓であったり、舞であったり、詩であったり、戦いであったり・・・。

人間とは、いつの時代でも、何らかのエンターティメントを求め、
様々なエンターティメントを生み出してきた。

何故だろう?

エンターティメントで、空腹が満たされるワケでもないのに。。。

それは、非常に難しいテーマで、人によって、いくつも解釈があると思うが、
私は、「人間の尊厳にまつわる深い欲求」ではないかと思っている。

日本の有名な作家、五木寛之氏が、その著書の中で、こう語っている。

「この世は生きがたい地獄であると覚悟する。
一方で、その地獄に差してくるかすかな光があることを信じる。
現実に生きるとは、そのような地獄と極楽の二つの世界を絶えず往還しながら
暮らすことではないだろうか。。。」

とても仏教的な思想感だと思うが、これは、宗教を越え、国を越え、民族を越え、
”人間”とゆうもの、”人間の人生”とゆうものを、総体的に見事に捉えた見解であると思う。

そして、この五木氏の言葉をお借りすれば、
この「地獄に差してくるかすかな光」が、エンターティメントの起源であり、
エンターティメントへの人々の欲求なのではないか?と思う。

エンターティメントとは、人々に、厳しい地獄も見せ、享楽的な天国も見せる力があるが、
肝心なのは、地獄にも、快楽にも溺れずに、人間として、自分の生きるべきその場所へ、
戻ってくることではないだろうか?

また、真に優れたエンターティメントとは、人々に地獄も天国も見せながら、
最終的には、人に明日を生きる力を与え、生きるべき場所へ帰してあげられるもの。

そうゆう”使命”を負ってはいないか?”責任”を負ってはいないか?

だからこそ、エンターティメントを体現するエンターティナーやアーティスト達は、
卓越したその才能を、悪の為に使ってはいけない。
自ら、地獄に堕ちてはいけない。

私的には、そう考え、そう願うのだが。。。



しかし、エンターティナーやアーティストも、我々と同じ人間である。

憂いも悲しみもあり、恋もすれば、愛に破れることもある。
使い切れない程の財産を手にしていても、満たされない気持ちを抱えている。。。

人間であるが故、清廉潔白には、生きられない。
それは、しょうがない。どうしようもない。
誰も、それを責めることは出来ないだろう。

しかし、最低限、「天使の顔をした死神」と、手を組んではいけない。
自分が死神に侵される事は、多くのファンを、死神に捧げてしまうとゆうことになりかねない。

エンターティナーやアーティストとは、本人が思っている以上に、たくさんの人々から、
その才能や人生を見守られているのである。

ファンの心に灯る光なのである。
それを自ら、消してはいけない。

それが、”プロ”であるとゆう事だろう。

それらを踏まえれば、「覚醒剤をやったぐらいで。。。」とは、考えにくい。

限りある命を削りながら、人々に生きることの大切さや勇気を示すとゆう事と、
自らの命を、安易に死神に捧げながら、天使の顔をして、人々に笑いかける事とは、
全く違うことであり、何より、エンターティメントとしての責務に背くことであると、
私は考えている。

彼女も、エンターティナーとして、一時代を築いたとゆう自負があるなら、
その罪の重さに、気づいて欲しいと願っている。

また、どんな立場であっても、
どんな理由があっても、

覚醒剤は、ダメ。ぜったい。

生きながらにして、自分を破壊してゆく行為を、誰も良しとはしない。

せめて、そんな世界であって欲しい。。。

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